東京都世田谷区若林にある大丸クリーニングは、しみ抜きやバッグ・スニーカー・帽子などの特殊品クリーニングにも向き合う、地域密着型のクリーニング店です。
創業は昭和41年頃。現在の場所では平成29年3月より営業しており、店主の風間政広さんが一点ごとの状態を見ながら、丁寧な作業を積み重ねています。
一般クリーニングはもちろん、バッグや靴、帽子などのメンテナンス、衣類のしみ抜きや色補正などにも対応しており、「新品に変える」のではなく、時を巻き戻すような仕上がりを目指しているのが特徴です。
このクリーニング店について

大丸クリーニングは、東京都世田谷区若林で営業する個人クリーニング店です。
店名は、先代が修行していた店から暖簾分けされた屋号を受け継いだものだそうです。
現在の店主である風間政広さんは、もともと会社勤めをしていましたが、家業を継ぐ形でクリーニングの仕事に入りました。
店舗では、一般衣類の受付に加え、しみ抜きや特殊品クリーニングの相談にも対応しています。
表から見ると地域のクリーニング店ですが、仕事の中身を見ると、バッグやスニーカー、帽子など、一般的な衣類クリーニングの範囲を超えた依頼にも向き合っていることがわかります。
若林の住宅街に根ざしながら、日々の相談に一件ずつ対応している店舗です。
お客様との関係性

大丸クリーニングでは、来店したお客様との会話や相談の時間も大切にしています。
印象に残っている出来事として挙げられていたのが、スタイリストのお客様の依頼です。
目の前でしみ抜きを行ったことが何度かあり、その後、ファッション雑誌のスタイリスト特集で「おすすめのクリーニング店」として紹介されたこともあったそうです。
日々の仕事で大切にしていることは、一点ごとにベストを尽くすこと。
品物の状態や素材を見ながら、その場しのぎではない方法を考えて対応していく姿勢が、この店の基本になっています。
また、しみ抜きや特殊品の相談が多い一方で、店主自身は「一般クリーニングも行っています」と伝えています。
相談内容によっては、無理に高額な作業を勧めるのではなく、お客様自身で対応できそうなものは提案やアドバイスを行うこともあるそうです。
この距離感の近さも、地域店らしい信頼の積み重ねの一つといえそうです。
編集部視点
大丸クリーニングの特徴は、特殊品クリーニングやしみ抜き、色補正といった技術作業に継続して向き合っていることにあります。
バッグや靴、スニーカーなどは、素材も構造も衣類とは異なり、作業の考え方も変わります。
そのため、一般的なクリーニング受付だけでは完結しにくい分野ですが、この店では一点ずつ手作業で対応しながら、状態を見極めて仕上げています。
また、ブランドバッグの中古販売店やメンテナンス業者、同業のクリーニング店から依頼を受けることがあるという点も見逃せません。
これは単に「いろいろ扱っている」という話ではなく、一定の技術評価が外部から寄せられていることを示す情報です。
衣類については、自社で石油系ドライクリーニングを行わず、必要に応じて知り合いの同業者へ委託しているとのこと。
その一方で、店舗では仕上げ、しみ抜き、水洗い品を中心に、自分たちが責任を持てる作業へ集中しています。
すべてを抱え込むのではなく、品質を守るために作業範囲を見極めていることも、この店の仕事ぶりを表しているように感じます。
新品のように見せることだけを目的にせず、元の状態にできる限り近づける。
そのために、素材・汚れ・傷み方を見ながら、一点ごとに方法を変えていく。
大丸クリーニングは、そうした積み重ね型の仕事を続けている店舗といえるでしょう。
バッグクリーニング事例


店内写真には、複数のバッグを一点ずつ吊るしながら管理している様子が写っていました。
形状や素材の異なるバッグ類を並行して扱っていることがわかり、バッグメンテナンスを日常業務として継続していることがうかがえます。
バッグは衣類と違って、持ち手・芯材・金具・色落ち・型崩れなど、確認すべき点が多い品目です。
とくに革や合成素材は、洗浄だけでなく乾燥や仕上げの見極めも重要になります。
大丸クリーニングでは、そうした特殊品を一括処理ではなく、個別に状態を見ながら扱っている点が特徴です。
スニーカークリーニング事例

スニーカーのビフォーアフター写真からは、表面の汚れを落とすだけではなく、全体の印象を整える方向でメンテナンスしていることがわかります。
スニーカーは、素材の違いに加え、ソール周りの汚れ、履きジワ、表面の擦れなど、単純な洗浄では改善しにくい要素が多い品目です。
そのため、見た目を整えながらどこまで回復させるかの判断が重要になります。
一般衣類とは別の知識が求められる分野ですが、この店では実例として提示できるレベルで対応している点が強みです。
しみ抜き・色補正事例

衣類のビフォーアフターでは、部分的な変化にとどまらず、全体の見え方を損なわない形で仕上げている印象があります。
店主は、色落ちや変色直しの作業も得意としており、「別物の新品に仕上げるのではなく、時を巻き戻すような仕上がり」を心がけていると話しています。
この言葉は、大丸クリーニングの作業方針をよく表しています。
過剰な補正感を出すのではなく、元の雰囲気を壊さずに整えていく。
しみ抜きや色補正を“目立たなくする技術”として扱っていることが、この店らしさの一つです。
帽子クリーニング事例

帽子のビフォーアフター写真も、大丸クリーニングの対応範囲の広さを示す要素です。
帽子は立体構造で型崩れしやすく、素材によっては表面の毛並みや形状維持にも注意が必要です。
衣類以上に仕上げの差が見えやすい品物でもあります。
こうしたアイテムを実例として出せること自体、一般クリーニングに加えて、特殊品の扱いに日常的に向き合っている証拠といえます。
作業道具と設備


今回の写真では、作業に使う道具類も確認できました。
市販の道具や細かなパーツ類を用途に応じて使い分けている様子が見え、現場で試行錯誤を重ねていることが伝わってきます。
店主の趣味として「ホームセンターや100円ショップで仕事に役立ちそうなグッズを探すこと」が挙げられていましたが、これは単なる趣味ではなく、仕事の延長線上にある感覚なのだと思います。
決まった設備だけに頼るのではなく、必要に応じて道具を工夫しながら使う。
そうした姿勢は、特殊品クリーニングやしみ抜きのような一点対応の仕事と相性がよく、店の個性にもつながっています。
地域密着型クリーニング店として、技術・人物・継続性の三点が具体的に確認できる店舗の一例といえるでしょう。
店主の横顔

風間政広さんは、会社勤めから家業のクリーニング店へ入り、現在は店舗での作業と受付を担っています。
しみ抜き、バッグ、靴、スニーカー、帽子など、一般的な衣類クリーニングの枠を少し超えた相談にも向き合っている一方で、仕事のスタンスはあくまで落ち着いています。
急ぎ仕事ばかりを追うのではなく、時間をかけてでも丁寧に仕上げることを優先しているそうです。
写真からも、店主自身が作業に向き合っている様子が伝わってきました。
一点ごとの状態を見ながら手を動かす、実務中心の店主像が見えてきます。
休日の楽しみは映画を観に行くこと。
また、ホームセンターや100円ショップで仕事に役立ちそうな道具を探すことも好きだそうです。
仕事と暮らしがゆるやかにつながっていて、その感覚がそのまま店の道具選びや作業の工夫にも表れているように感じられます。
料金表
大丸クリーニングでは、一般クリーニングに加え、しみ抜きやバッグ・靴・スニーカー・帽子などの特殊品クリーニングにも対応しています。
こうした品物は、素材や状態、汚れ方、補修の有無によって作業内容が大きく変わるため、一律料金で案内しにくい場合があります。
そのため、料金表は掲載せず、品物の状態を確認したうえで案内する形を取っています。
一般クリーニングについても受け付けていますので、詳しい内容は店舗へ直接ご相談ください。
店舗情報
店名
大丸クリーニング
住所
〒154-0023
東京都世田谷区若林3-37-2
電話番号
03-3413-1729
営業時間
10:00〜19:00
(午前中は不定のため、事前連絡推奨)
定休日
水曜日・日曜日・祝日
創業
昭和41年頃
現在地での営業開始
平成29年3月より
この記事について
この記事は、街のクリーニング名鑑編集部が、
店舗へのインタビュー内容、提供写真、公開情報をもとに
編集・作成しています。
掲載内容は記事公開時点の情報です。
営業時間や受付内容、対応可能な品目などの最新情報は、店舗へ直接ご確認ください。