クリーニングの撥水加工

撥水加工と防水加工、知っておきたい決定的な違い

「水を防ぐ」という点では同じに見えますが、実は全く別物です。

  • 防水加工: 生地全体をゴムや樹脂でコーティングし、水も空気も通しません(例:ビニールカッパ)。
  • 撥水加工: 繊維一本一本をコーティングし、水を弾きつつ「空気(通気性)」は通します。

[ 街クリ視点: 撥水加工の最大のメリットは「蒸れない」ことです。ダウンジャケットや高級コートに防水をしてしまうと、中の熱が逃げず、結露で羽毛が濡れてしまいます。だからこそ、プロの「撥水」が選ばれるんです。 ]

撥水加工を付けるべきおすすめの衣類

クリーニング店で「撥水加工はどうしますか?」と聞かれたら、以下のアイテムなら迷わず「YES」が正解です。

1. ダウンジャケット・ウールコート

雨や雪から守るだけでなく、実は「食べこぼし」や「泥ハネ」からも守ってくれます。汚れが繊維に染み込む前に弾いてくれるため、次回のクリーニングで汚れが落ちやすくなるメリットもあります。

2. ネクタイ

ビジネスマンに特におすすめなのがネクタイです。

[ 街クリ視点: ネクタイは「シミ抜きの難易度が最も高い」アイテムの一つ。シルク素材が多いため、強いシミ抜きをするとスレ(白化)が起きやすいんです。あらかじめ撥水加工をしておけば、醤油やコーヒーをこぼしてもサッと拭き取るだけでシミになりにくくなります。 ]

3. スキー・スノーボードウェア

雪山での活動には必須です。プロの加工は広範囲にムラなく定着するため、市販のスプレーとは持続力が違います。

市販の防水スプレーよりもプロの加工が優れている理由

家でスプレーするのと、お店で加工してもらうのには、決定的な工程の差があります。それは「熱処理」です。

[ 街クリ視点: プロの現場では、薬剤を塗布した後に専用の乾燥機で高温の熱を加えます。これにより撥水成分の分子が「立ち上がり」、より強力に水を弾くようになります。この熱のひと手間が、家庭では再現できない驚異的な撥水力を生むのです。 ]


実際にネクタイしみ抜き、ダウンしみ抜きクリーニングを行っている事例として、
EMクリーニングハヤシ(新宿区)、菊地クリーニング(山形県)やでは、
素材に合わせた丁寧な処理が行われています。

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しみ抜きについては
こちらの記事で詳しく解説しています。