クリーニングから戻ってきた洋服のハンガー。
「そのまま捨ててしまっている」
という方も多いかもしれません。
実は、多くのクリーニング店では、お客様からハンガーを回収し、再利用する「ハンガーリターン」という取り組みを行っています。
環境への配慮だけでなく、資源を大切に活用するための取り組みとして、全国のクリーニング店で広がっています。
今回は、ハンガーリターンの意味やメリットについて、街のクリーニング名鑑編集部がご紹介します。

ハンガーリターンとは
ハンガーリターンとは、クリーニング店で使用したハンガーをお客様から返却していただき、再利用する取り組みです。
返却されたハンガーは、お店で状態を確認し、必要に応じて洗浄や点検を行ったうえで再び使用されます。
すべてのお店で実施しているわけではありませんが、多くの地域密着型クリーニング店では、以前から続けられている取り組みの一つです。
ハンガーリターンのメリット
ゴミを減らし、資源を大切にできる
プラスチック製のハンガーは、何度も使用できる丈夫なものが多くあります。
再利用することで廃棄物を減らし、限りある資源を有効活用することにつながります。
環境への負荷を減らす取り組みとして、多くのクリーニング店で実践されています。
クリーニング店のコスト削減につながる
ハンガーは消耗品です。
新品を購入し続けるにはコストがかかります。
お客様から返却されたハンガーを再利用することで、資材費の削減につながり、その分を品質維持やサービス向上に活用しているクリーニング店もあります。

お客様も気軽に環境活動へ参加できる
ハンガーを返却するだけで、環境保全に協力できることもハンガーリターンの魅力です。
特別な準備は必要なく、クリーニング店へ持参するだけで参加できます。
小さな取り組みですが、多くのお客様が協力することで、大きな環境貢献につながっています。
地域とのつながりを深めるきっかけにもなる
ハンガーを返却するために来店することで、店主やスタッフとの会話が生まれることもあります。
「またお願いします」
「この服も出そうかな」
そんな日常のやり取りが、地域密着のクリーニング店ならではの温かい関係づくりにつながっています。

ハンガーを返却するときのポイント
ハンガーリターンを利用する際は、お店ごとのルールを確認しておくと安心です。
例えば、
・そのお店のハンガーのみ回収している
・返却できる曜日が決まっている
・ハンガー回収BOXを設置している
など、店舗によって対応が異なる場合があります。
また、針金ハンガーや他店のハンガーは回収対象外となるケースもあるため、事前に確認しておくとスムーズです。
「これも返却できますか?」
と気軽に相談してみるのもよいでしょう。
街クリ編集部より
街のクリーニング名鑑では、全国のクリーニング店を取材する中で、ハンガーリターンを積極的に呼びかけているお店が多くあることを知りました。
ハンガーを返却していただくことは、資源の有効活用だけでなく、お客様とクリーニング店が一緒になって環境について考えるきっかけにもなっています。
また、ハンガーを返しに来店された際の何気ない会話から、新しい相談やクリーニングの依頼につながることもあるそうです。
小さな取り組みの積み重ねが、お店と地域とのつながりを深めることにもつながっています。
掲載店実例
街のクリーニング名鑑には、ハンガーリターンを積極的に取り入れている掲載店もあります。
東京都世田谷区の大丸クリーニングでは、お客様とのコミュニケーションを大切にしながら営業しています。街クリ掲載後には、GoogleマップのAIによる「この場所のヒント」の参照元として街クリが表示されるなど、情報発信にも積極的なお店です。
東京都大田区の白幸舎では、ハンガーリターンの取り組みをInstagramでも発信しています。日々の小さな取り組みをお客様へ伝えることで、環境への意識を共有し、地域とのつながりを大切にしています。
愛媛県伊予市のクリーニングジャブジャブでは、LINE公式アカウントを活用し、ハンガーリターンを呼びかけています。お客様から「ハンガー持ってきたよ」と声を掛けられることも増えているそうで、地域との温かなコミュニケーションにつながっています。
ハンガーリターンは、環境にやさしいだけでなく、お客様とクリーニング店との距離を近づける取り組みとして、今も多くの地域で受け継がれています。


まとめ
ハンガーリターンは、クリーニング店で使用したハンガーを回収し、再利用する取り組みです。
資源を大切にし、ゴミを減らすだけでなく、お客様とクリーニング店が一緒になって環境について考えるきっかけにもなっています。
もしご利用のクリーニング店でハンガーリターンを実施している場合は、ぜひ協力してみてはいかがでしょうか。
一つひとつは小さな行動でも、多くの人が取り組むことで、大きな環境保全につながっていきます。