衣類にカビが生えたらどうする?クリーニングに出す前の注意点と保管方法

衣替えの季節、久しぶりにクローゼットを開けたら、大切な衣類に白い点々や黒ずみがついていた。

そんな経験はありませんか。

雨や湿気の多い時期を過ぎたあと、保管していた衣類のカビに気づくことがあります。

カビを見つけると、すぐに洗いたくなるかもしれません。しかし、素材やカビの状態によっては、自己流のお手入れが衣類を傷める原因になることもあります。

今回は、衣類にカビを見つけたときの対応と、クリーニング店へ相談する際のポイントを紹介します。

衣類にカビが生えるのはなぜ?

カビがついたスラックス。写真提供:クリーニングひまわり(長野県佐久市)

カビは、湿気や温度、汚れなどの条件が重なることで発生しやすくなります。

特に注意したいのが、次のような保管環境です。

  • 湿気がこもりやすいクローゼット
  • 壁に密着した収納ケース
  • 十分に乾いていない衣類の収納
  • 汗や皮脂汚れが残ったままの長期保管
  • 衣類を詰め込みすぎた収納スペース

見た目にはきれいな衣類でも、着用時の汗や皮脂などが残っている場合があります。

また、カビは必ずしも目立つ場所だけに発生するとは限りません。襟の裏側やポケット周辺、衣類が重なっている部分も確認してみましょう。

衣類にカビを見つけたら、まず何をする?

ほかの衣類と分けて状態を確認する

カビが疑われる衣類を見つけたら、周囲の衣類も確認しましょう。

強く振ったり、室内でブラシをかけたりすると、カビの胞子などが舞い上がる可能性があります。

無理にこすらず、取り扱いに注意しながら状態を確認することが大切です。

自己判断で漂白剤を使わない

白い衣類だからといって、どんな漂白剤でも使えるわけではありません。

素材によっては、変色や繊維の傷みにつながることがあります。

ウール、シルク、革、装飾のある衣類などは特に注意が必要です。

洗濯表示を確認する

家庭で洗える衣類もありますが、カビの程度や素材によって対応は異なります。

洗濯表示で水洗いできることと、カビを安全に除去できることは同じではありません。

判断に迷ったら、クリーニング店に相談しましょう。

カビはクリーニングで落とせる?

カビがついたスラックスのビフォー。写真提供:クリーニングひまわり(長野県佐久市)
長野県佐久市クリーニングひまわりによるビフォーアフター
カビがついたスラックスのアフター。写真提供:クリーニングひまわり(長野県佐久市)

クリーニング店では、衣類の素材や状態を確認し、対応できる処理を検討します。

ただし、すべてのカビが完全に除去できるわけではありません。

カビによる色素の変化や繊維の劣化が進んでいる場合、洗浄しても跡が残ることがあります。

また、カビへの対応や追加料金の有無は店舗によって異なります。

依頼する際は、次の点を確認すると安心です。

  • カビがあることを受付時に伝える
  • いつ頃から保管していたかを説明する
  • カビ取りに対応しているか確認する
  • 追加料金や仕上がりの限界を確認する
  • 作業後の保管方法を相談する

カビを防ぐための衣類の保管方法

しまう前に汚れを落とす

衣替えの際は、着用した衣類を汚れが残ったまま収納しないことが大切です。

汗や皮脂汚れが気になる衣類は、素材に適した洗濯やクリーニングを検討しましょう。

十分に乾かしてから収納する

洗濯後やクリーニング後は、衣類の状態を確認してから収納します。

特に湿気の多い日は、収納場所の換気にも気を配りましょう。

クローゼットに余裕を持たせる

衣類を詰め込みすぎると、空気が流れにくくなります。

定期的に扉を開け、湿気がこもりにくい環境をつくることも大切です。

街クリ視点|カビの相談は、早めに伝えることが大切

クリーニング店に衣類を持ち込む際、カビがあることを伝えずに預けてしまうと、受付時に必要な確認ができない場合があります。

カビは、見た目だけでは状態を判断しきれないこともあります。

大切な衣類だからこそ、無理に自分で処理せず、まず相談するという選択肢を持っておきたいですね。

まとめ|衣類のカビは放置せず、素材に合った対応を

衣類のカビは、湿気や保管環境など、さまざまな条件が重なって発生します。

見つけたときは、無理にこすったり、強い薬剤を使ったりせず、素材と状態に合わせた対応を考えましょう。

大切なのは、カビを見つけたあとの対応だけでなく、再発しにくい収納環境をつくることです。

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