
高知県吾川郡いの町で営業する「岡田クリーニング店」。
店頭での受付はもちろん、集配サービスやしみ抜き、衣類の仕上げまで一着一着丁寧に向き合いながら、地域の暮らしを支え続けているクリーニング店です。
取材を通して印象的だったのは、店主が「クリーニング店を経営したかった」というより、「地元で暮らし、地元で役に立つ仕事がしたかった」という想いから今の仕事を選んだことでした。
商工会青年部や消防団の活動にも積極的に参加し、仕事だけではなく地域とのつながりも大切にされています。
派手な宣伝や大きな設備を前面に出すのではなく、日々の積み重ねを何より大切にする。
そんな町のクリーニング店でした。
このクリーニング店について
祖父母から受け継いだ、地域のクリーニング店


現在のお店を営む店主がクリーニング業界へ入ったきっかけは、祖父母が営んでいた岡田クリーニング店でした。
25歳頃、仕事を転々としていた時期に「祖父母がお店を閉める」という話を聞き、このまま地域からクリーニング店がなくなるより、自分が引き継ごうと決意されたそうです。
もともと「地元に根付いた仕事がしたい」という想いを持っていたこともあり、その決断は自然な流れだったと話してくださいました。
店名も祖父母の代から続く「岡田クリーニング店」をそのまま受け継ぎ、現在も地域のお客様に親しまれています。
一着ずつ丁寧に向き合う日々の仕事


工場では毎日のようにワイシャツやスラックス、学生服などが仕上げられています。
プレス作業では細かなラインを確認しながら、一着ずつ丁寧にアイロンを当てていきます。
大量生産のように流れ作業で進めるのではなく、素材や状態を確認しながら仕上げていく様子が印象的でした。
店主自身が作業場に立ち、お客様から預かった大切な衣類と向き合う姿からは、「仕上がりへの責任感」が自然と伝わってきます。

日常使いから着物まで幅広く対応

岡田クリーニング店では、日常着だけでなく、着物や布団、毛布など幅広いクリーニングにも対応しています。
取材時には実際のしみ抜き事例や、仕上がり前後が分かる写真も見せていただきました。



黄ばみやシミが改善された衣類を見ると、見た目の美しさだけでなく、「また気持ちよく着てもらいたい」という想いが伝わってきます。
また、布団や毛布などの集配にも対応しており、車で運ぶのが難しい寝具類についても相談しやすい体制が整えられています。

▶︎ 家庭洗濯で落ちないシミはクリーニング店へ相談がおすすめです
お客様との関係性
地域の暮らしに寄り添う集配サービス

クリーニング店へ足を運ぶことが難しい方や、大きな寝具を持ち運ぶことが大変な方のために、集配サービスも行っています。
布団や毛布を積み込んだ集配車の写真からも、地域のお客様の暮らしを支える仕事であることが伝わってきました。
単に衣類を預かって返すだけではなく、お客様の生活そのものを少しでも便利にする。
そんな地域密着型のクリーニング店ならではの役割を感じます。
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「困ったら岡田クリーニング店へ」
学生服のプリーツ加工、ワイシャツの黄ばみ、着物のシミなど、衣類の悩みは一人ひとり異なります。
岡田クリーニング店では、その都度状態を確認しながら最適な方法を考え、お客様と相談しながら作業を進めています。
決して派手な言葉で技術をアピールすることはありません。
しかし、長年地域で営業を続けてきた背景には、「まず相談してみよう」と思ってもらえる信頼関係があるのではないでしょうか。
編集部視点
最近は、「高級ブランド専門」「しみ抜き専門」「特殊クリーニング専門」など、強い特徴を打ち出すクリーニング店も増えています。
一方で、岡田クリーニング店を取材して感じたのは、特別な肩書きや派手なキャッチコピーではなく、「町のクリーニング店」であり続けることを大切にしている姿勢でした。

店頭で受付をし、集配へ向かい、作業場でプレスを行い、しみ抜きを行う。
その合間には商工会青年部や消防団の活動にも参加し、地域とのつながりを育んでいます。
仕事も地域活動も、「誰かの役に立つこと」を当たり前のように続けている。
その積み重ねこそが、このお店の一番の魅力なのだと感じました。
写真を見ていると、決して演出されたものではなく、普段どおり仕事をしている店主の姿ばかりです。
だからこそ、「この人になら預けてみたい」と自然に思える。
岡田クリーニング店は、そんな安心感を持った地域密着型クリーニング店でした。

店主の横顔
作業場に立ち続ける理由

店頭でお客様を迎えたあと、そのまま工場へ入り、アイロンを握る。
取材中も店主は終始自然体で、作業写真のほとんどが普段の仕事風景そのものでした。
衣類の状態を確認しながらプレスを行い、しみ抜きでは汚れを見極め、一着ずつ丁寧に仕上げていく。
どれも特別な演出ではなく、毎日繰り返されている仕事です。
派手な言葉では語られませんが、その姿勢こそが岡田クリーニング店らしさなのだと感じました。
地域のために動き続ける店主

取材中、店主のお話から何度も感じたのは、「地域」という言葉でした。
クリーニング店として衣類をきれいにするだけではなく、商工会青年部や消防団の活動にも積極的に参加し、仕事以外でも地域とのつながりを大切にされています。

写真からも分かるように、地域行事や活動へ自然に参加する姿は、「仕事だから」ではなく、「この町で暮らす一人」として地域に関わっていることが伝わってきます。
こうした日々の積み重ねが、お客様との信頼関係にもつながっているのでしょう。
地域活動も、工場での仕事も、どちらも店主にとっては特別なことではなく、毎日の暮らしの延長にあるものなのだと感じました。
プライベートではラジオやお笑いを楽しみ、忙しい毎日の中でも上手に気分転換をされているそうです。
飾らない人柄と自然な笑顔は、お客様が安心して相談できる雰囲気にもつながっているように感じました。
お客様へのメッセージ
おしゃれのお手伝いをさせてください。
毎日着る洋服だからこそ、クリーニング店を上手に利用することで、
清潔感や着心地は大きく変わります。
洗濯方法や衣類のお手入れなど、
気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
地域の皆さまのお役に立てるクリーニング店として、
これからも一着一着丁寧に仕上げてまいります。
店舗情報
店舗名
岡田クリーニング店
住所
〒781-2110
高知県吾川郡いの町3630
電話番号
営業時間
8:30〜18:30
定休日
日曜日・祝日
この記事について
この記事は、街のクリーニング名鑑編集部が、店舗インタビューおよび提供資料をもとに編集・作成しています。
街のクリーニング名鑑では、地域に根ざしたクリーニング店の取り組みや店主の想いを、一店一店取材記事として記録しています。
技術や設備だけでは伝わらない、「人」や「地域とのつながり」にも焦点を当て、そのお店らしさが伝わる記事づくりを心掛けています。